湘南通商の営業の愛知です。
3Dスキャナーのデモ最終章です。今回はかなり引っ張りました(笑)
さて本題です。
トータルステーションの場合は必要な点を観測して
その座標を基にCADソフトを使用して
点間距離・面積計算・縦横断図・平面図等作成可能です。
測り忘れた点や追加で観測したい場合は再度観測が必要です。
3Dスキャナーの場合は機械を中心として放射状(球面状)に観測。
機械の性能によって観測できる半径と点数が異なりますが
10m~20mピッチで観測する事で隙間が空く事なくきれいに仕上がります。
点群は観測時に撮影した写真データを基に色付けされ写真のような3次元モデルが出来ます。
当たり前ですが点群=点の一つ一つに3次元のXYZ座標があります。
3Dスキャナーの文字通り現場そのものをデータ化するのであとは
PC上で好きなようにデータ処理が出来るようになります。
今回協力していただいた福井コンピュータ社のTREND-POINTを使用すると
点群処理・計測・断面測定・数量計算・トレース・出来形管理が出来るので
今回のデモの発端でもある土量の計算もあっという間に出来てしまうスグレモノです。
これは写真ではなく3次元モデルです。先日のブログでも触れましたが
3Dスキャナーも万能ではなく水面・陰に隠れた部分は白く抜けてしまします。
このデータを基に土量計算をすると
この処理をデモの際に数分で作成されていました。
このデータを基に杭ナビで位置出しはもちろんICT施工が出来るほか
平面図や断面図ではわかりにくい情報の見える化によって
関連業者との打ち合わせがしやすくなります。
機能を説明している際もお客様は点群で出来る事を理解され
「これは便利だよ」とご理解いただけました。
既に3Dスキャナーを導入され活用されている方には物足りない内容ではありますが
これから導入を検討されている方に少しでも情報提供できたなら幸いです。
最後にスキャナーで観測時に誤って人が映り込むとどうなるか?
1枚目の写真右上側に注目して下さい・・・
おわかりいただけただろうか・・・