レーザーレベルの動作不良?の対応をしてきました。後編

湘南通商の愛知です。

昨日に続いてレーザーレベルの動作不良の対応です。

現場に到着してからお客様に状況の確認を行いました。

ベンチマークのマンホールを計測して50㎝上がりの

ブロック塀を計測したが高さが合わなかった。

再計測すると今度はベンチマークの高さが変わった。

何回か繰り返し行ったが安定して高さが合う事なく

故障と判断して連絡したと一連の流れを伺いました。

幸いなことにお客様が異常を起こした状況で残していたので

再現しやすい状況でした。

早速同じように計測を開始したものの・・・

異常なく計測されブロック塀の高さもきちんと50㎝上がり

の状況でした。

お客様は「さっきは全然測れなかったのになんでだろう」と

不思議な様子で困っていました。

こうした問題は少なくありません。

お問い合わせいただき現地に伺うとほぼ問題なく計測できてしまう。

過去に故障していたのが明らかだった事例は1・2件です。

こうした問題の共通点は

①高さが合わない(すでに観測済みの測点で異常な誤差がでる)

②測る度に位置が変わるまたは受光器が水平の位置に合わせても

 矢印が上下に出て壊れたような動きになる。

③別日や別現場だと問題なく測れる。

では原因は何なのか?

レーザーレベルの受光範囲はメーカーや機種によって異なりますが

半径100m以上で写真の機種は半径400mになります。

何か(窓やメッキのようなもの)に反射してきたレーザーを

受光している可能性があります。

故障と判断する前に・・・

機械の設置位置や高さを変えて観測してみてください。

そこで異常が出ないようなら何かしらに反射してしまった

レーザーを受光した可能性があります。

基板の故障で明らかに異常な状態でも動作してしまう

事や受光器の故障もありますので専門店に相談する事が一番です。

また、点検調整は定期的に行うをお勧めいたします。

今回はお客様にこうした事例が過去に数件あり故障ではない

可能性があることを説明の上、少し様子を見ていただく事でご理解いただきました。

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