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本日は、転倒して精度が悪くなったソキア自動レベルB21について。
お預かりしてから機器の状態を確認するため点検をします。
外観に大きな傷もなく気泡も問題がない場合でも精度が
著しく悪くなることがあります。。
コリメーターと呼ばれる機器を使用して水平精度を確認します。
近距離で機械の高さを合わせてから遠距離を見ます。
コリメーターの十字線がはるか下にあります。
水平精度に問題があることを意味します。
その原因を追究します。
通常、気泡管を合わせると自動で水平を保とうとするのですが…
試しに水準ネジを回してみると機械の十字線が動きだしました。
つまり自動補正が効いていないことになります。
自動レベルの心臓部、自動補正部です。取り外して状態を確認します。
一見何も問題がないように見えます。
吊り線が切れているのを確認いたしました。
衝撃によって切れてしまったようです。自動補正部は振り子の様な
状態でつられているので切れると正常に作動しなくなります。
こちらの部分だけを修理することは出来ないので自動補正部一式交換になります。