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先日に引き続き転倒修理のソキアトータルステーションiM-107Fです。
チルト・横軸水平度と視軸と横軸の直角度の調整が終了して
今度は光軸の点検と距離計の調整です。
0.5m~100mの間に5つのポイントにミラーを立てて基準機で観測します。
次に検査対象の機器で観測して基準機と距離の差がないか確認しします。
調整前 測点①0㎜ 測点②0㎜ 測点③+1㎜ 測点④+2㎜ 測点⑤+1㎜
こちらの機械は、JSIMAの適用区分で±3㎜と許容値内でしたが
全体的に1㎜下げてに±1㎜にします。サービスモードで機械定数を調整しました。
調整後 測点①-1㎜ 測点②-1㎜ 測点③0㎜ 測点④+1㎜ 測点⑤0㎜
また同時にミスポイントのチェックも行っております。
ミスポイントのチェックとは視準している中心とレーザーの光軸のズレを確認する作業です。
通常は観測する際にミラーの中心を視準して観測します。
チェックするときは、あえて上下左右に3′4′ずらして観測します。
異常がない機器は、中心で観測した水平距離を基に±1~3㎜以内で
おさまりますがそれ以上の数値であったりシジュンエラーと
表示される場合は光軸がズレている可能性があります。
今回は、±1㎜以内で問題はありませんでした。
長くなりましたがトータルステーションの修理・点検・調整に
ついてご説明させていただきました。
実際は、もっと細かい作業を行っておりますが割愛させていただきました。
ご使用のトータルステーションは、点検調整されていますか?
見た目に異常がなく使用頻度が少ないから
精度は問題ないだろうと思っていませんか?
使用していなくても精度は落ちます。
1年に1回定期的なメンテナンスで精度の調整は
もちろん機器の清掃や注油を行っています。
黙々と仕事してくれる機械をたまにはリフレッシュさせてあげてください。
測量機の点検調整をご検討の方は、ご遠慮なく当社までご相談ください。
営業:愛知