皆さんお疲れ様です。
本日は、お得意様からトータルステーションの調子が悪いとご連絡をいただきました。
来店していただき症状を確認するため、店舗前で機械を据えて実際に操作していただきました。
お客様は「座標観測モードで機械点を入力し、後視点を入力した際に水平角の表示がおかしくなる。」と説明を受けました。
機械点座標をX=0.000 Y=0.000
後視点座標をX=0.000 Y=5.000 に設定。
写真の表記のとおり方向角は90°00′00″になります。
OKを押すと・・・
水平角が42°27′25″になってしまいました。なんででしょう?
後視点入力の画面で方向角に任意の数値が入力されていたいたのが確認できました。
水平角と方向角を手動で入力すると問題なく観測できるので機械自体の異常はないと思われます。
お客様は「今までそんな細かく入力しなくても普通に使えていた。何かおかしい。これじゃ使いにくい」
原因を確認するべくお預かりして確認。
上司は機械の設定が何かの拍子で変わってしまったのではないか?との事で操作してみたら
後視点入力画面の左下に「H入力」というモードになっていました。
取扱説明書を確認したところ
解決の糸口が見つかりました。
設定を「H方向角」に変更してみたところ。
水平角が90°00′00″になりました。
機械自体のトラブルではなくて良かったです。
今回のトラブルの原因は?
左下の「H方向角」のとなりの「読込」を押そうとして誤って「H入力」に切り替わったのではないかと推測。
お客様に改善されたことを伝え機械を返却。
お客様からすればいつもと同じように使用していつもと違う数値が出たら「故障した」と思います。
故障でないことがわかっても「いつもと操作方法が違うのがおかしい」と感じます。
問題点を聞き取りお客様の望んでいる答えを出せるように今後も一生懸命やっていきたいと思います。
営業:愛知