デジタルレベルを使用される時の注意点

湘南通商の営業の愛知です。

デジタルレベルを導入されているお客様が増えています。

導入の経緯は様々ですがレベルブックの必要がない事や人的ミスの軽減で

作業効率のアップが期待できる測量機です。

導入されて慣れるまでは戸惑う事もあると思います。

そんなお客様からのお問い合わせ内容から

測定が出来ないとご連絡いただく事がいくつかありましたのでご紹介いたします。

事例1:液晶に『測定エラー』と表示が出る

土木工事の現場にて新品のデジタルレベルを販売。

使用してみたが仕様では100mまで観測可能なはずなのに60~70mで測定エラーが出る

また近距離の4mでも同じ現象が起きた。

メーカーの回答

①十字線がしっかり見えるように接眼つまみを調整

②合焦ツマミでバーコードスタッフが見えるようにピントを合わせる。

③バーコードスタッフが障害物で隠れないようにしっかり見える位置に立てる。

以上の内容でも測定エラーが出るなら機器の異常の可能性がある。

という事で現場に訪問して検証しましたが測定エラーが一度も出ず。

上記の①~③の内容を説明ししばらく様子を見ていただく事になりました。

事例2:水準測量で使用中に測定が出来なくなった。

測量業をされているお客様が新品購入で導入したデジタルレベル。

天候は快晴で測定距離も測量準則に従った問題ない状況。

メーカーの回答

逆光の可能性があります。視準してバーコードスタッフがしっかりと見えない場合

バーコードを認識できず測定が出来ない事例が確認できています。

逆光を避けて機械点を選点するか時間をずらすか逆光を遮るようにする必要があります。

上記の内容をお客様に説明し以降問い合わせなし。

冒頭にも述べましたがデジタルレベルは効率が上がる事が

期待されているのは間違いありません。

デジタル機器ならではの弱点であったりちょっとした操作のミスで

測定できず故障かなと不安になる事があると思います。

私自身もメーカーに問い合わせて

そうなんだぁΣ(・ω・ノ)ノ!

と驚く事もありますが機器の特性を勉強するいい機会です。

遠慮なく問い合わせていただけるお客様へ

正しく機器の特性をご理解いただきより一層業務に励んでいただく様

真摯に向き合って対応させていただいております。

 

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